土壁は本来調湿効果がとてもよく、夏は涼しく、冬も決して寒くなりません。

ですから、春･夏･秋･冬と四季がある日本の風土にあったのが｢土壁｣です。

家が呼吸するからお住まいのご家族も心なしか元気になったという事も良くお聞きします。

壁体の蓄熱作用

　室内の温度変化が穏やかなので結露しにくいという特徴があります。

　また身体に感じる不快感が減少していきます。

防火作用

　そもそも江戸時代では、家は木でほとんど造られてその上、火事が多く、木が多いと当然燃えてしまうので土壁を　取り入れたといわれているぐらいに防火対策に優れています。

温度調整

　湿度があがりにくいので、カビ、ダニなどの防止に良い。

　夏湿度が下がる事で涼しく感じられる。

　冬乾燥を防ぎ、気温より暖かく感じられる。

　粉塵が舞いにくいので、風邪をひきにくい。

防音効果

　土壁内部には空洞が無く厚さがあり、又一定の重さがあるため、防音効果に優れています。

環境保護

　土壁や漆喰などは、自然素材なので環境にも人にもやさしいものです。

　また一般的な汚れはつくが、それが味わいになり生活に癒しを与えてくれます。

　身体に優しいタバコの煙やホコリなどの汚染物質を吸着し、また放散量も少ないといわれています。